前へ!

実は、アルバニアでの生活もそろそろ終わり。2年間、早かったな~。

先日は、ヴィオルツァにそうそう、わたし帰国するんだけど~って伝えたら、急に声が出なくなって泣かれた。娘みたいに思ってたのにってぽつりと言われた。

なんで?大げさなって、思うけど、でもよく考えたらヴィオルツァは、毎日朝早くから夜中までお店があって、出かける時間もほとんどなく働いてて、アパートと、その下の自分のお店と、その近所が自分の世界だったところに、突然、見慣れない日本人がやってきて、色々と話して顔見知りになるっていう経験がとっても稀なことだったんだと思う。

そういえば、ここに来てまもなく、ヴィオルツァのお母さんや親せきに会いに、旦那のチェズミと一緒にカシャーまで行ったこともあったなあ、、。家が山の中で、たどりつくまで拉致されたのかと思った。最近のことのよう。

職場では、同僚のマニョーラもプロジェクトを卒業する。マニョーラはロマで、コミュニティ出身。3人の子どもを育てながら、プロジェクトの仕事をこなし、週末は大学に通うがんばり屋さん。「このプロジェクトでみんなと働いてなければ、自分の人生に大学へ行こうっていう選択肢は思いつきもしなかった。ほんとにありがとう」っていってた。本当に、マニョーラとは忙しい中にも仕事とは別の、ひとりの友人として分かりあえた感じがして嬉しかったな~。あと5年、10年経って、彼女がアルバニアのロマの女性を代表するような存在になれたらいいなと思うし、きっとそうなると思う。


まあ、まあ、感傷的にならずに。


「前を向いて行くしかない」


(オーストラリア戦を終えた本田圭祐選手の言葉)

明日はテフタとナターシャのところへ洋服を取りにいかなくちゃ~。


コメント

人気の投稿