アルバニアで仕事見学(洋服の仕立て)

世の中、とくに先進国はファストファッションブーム。

安くて、デザインもそこそこで、大量生産された服が人気。

イギリスにいくと、どこに行っても同じ感じの店が多くて、特に地方都市なんかは、似た感じになってるよね。。。Zara、Mango、H&M、GAP、TOPSHOP、、、。

でも、そんなものはアルバニアにはない。皆無です。

前にも書いたけど、ここにはグローバルチェーンと呼ばれるビジネスがありません。だから、たまに海外の空港でスタバなんかを見かけるとおお!!、深い感動に襲われる。

その代わり、ここは、連続テレビ小説「カーネーション」に近い感じ。時代も変わった、やったー、好きな色や形の服を着るぞーってことか、町でも仕立て屋さんをよく見かけます。この国のイスラムらしからぬ女性のいでたちは、過去の反動もあってのことだとか。

そこで、最近、いいお店を見つけたんです。私も仕立ての世界へ。

その店は、イタリアで買い付けた高級ブランドの布で、身体にぴったりの服を作ってくれる。
人件費も安いので、フルオーダーなのに、とびきりの布で、日本で名もない既製品を買うのと同じくらいの値段でできます。

ヨーロッパとの近接性 X 安い労働力。

初めてアルバニアの強みを知り、恩恵にあずかった瞬間(涙)。

お店では、雑誌見ながらデザインを探して、布を選んで、こんなんにして~って頼んで、サイズを測って、次の日に仮縫いを合わせに戻って、修正してもらって、翌々日くらいに最終版を合わせて、ほんのちょっとだけ、また直してもらって出来上がり。所要5日くらい。

お店の主、テフタとナターシャとはすっかり仲良しになり、ボタンつけてもらうまでの間は、店でコーヒー飲んだり、気に入った服のデザインや世間話をする日々。

ファストファッションの逆を行って、「スローファッション」ですね。マイペース、マイペース。














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