指揮者の柳澤さんと、ロマの音楽少年たちと。(3)

花火は打ち上がったものの、、、ウラカタとしては、、。

どこでやろう、だれ招待しよう、などなど準備に勤しむ日がつづいた。舞台はアルバニア。それはストレスもたまり、指の爪が3枚はがれた。

で、いよいよリハーサル。会場はティラナ銀座って呼んでるショッピングストリートの公共施設。ロマのこたちにとっては、初めてオーケストラとの顔合わせ。なんと約束の時間の30分前に来てくれた。緊張してたけどセルビア、コソボ、アルバニア、マセドニアで活躍する団員と練習できたことが大きな刺激になったみたい。

リハーサル後のインタビューでの質問、

Q、「将来何になりたい?」

A、「きょう一緒に練習したバルカン室内管弦楽団の第一バイオリンの人と働けるようになりたい」「彼らのレベルまで上手くなりたい」

初日のリハーサルだけで、5人が変わって行く様子がわかって心から嬉しかった。どんなキャパビルの研修よりも効果があるな〜と、今まで感じてた準備の苦労なんてたやすいことに思えた。みるみる輝いていく彼らの目をみながら、カメラの撮影の人の肩越しにちょっと泣けてきたのでした。

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