ピーターパニ




週末は仕事でした。プロジェクトの活動拠点の一つ、フシ・クルヤ(Fushe Kruja)へ行ってきました。今週は反貧困週間(Anti-Poverty Week)ですが、活動の一環としてロマの子どもたちを対象に映画の上映会を手伝ってきました。映画はディズニーのピーターパン(アルバニア語では「ピーターパニ」。男性名詞i変化。)。

フィールド担当のイナいわく、当初はコミュニティ内でこじんまりとピーターパニを観賞する予定だったのが、フシ・クルヤ市長の取り計らいで映画館を無料で使わせてもらえるというサプライズ。映画館を無料でって、こんなに簡単に話しが動くものかと思ったけど、「最近は雨が多いから」だそうです。ただ、その雨降りのせいで当日の現地は朝から停電。どうなることかと思ったけど発電機のおかげでなんとか電気がつきました。

肝心のピーターパニには、あちこちのコミュニティから200人以上のロマの子たちが集まってくれました。映画館に入ってきた途端、みんな大興奮、走り回る、叫び回る、踊り回るで大騒ぎでした。ちょっと落ち着け!映画が始まってもなかなか落ち着かず就学前教育の重要性を感じました。それでも今回これほど沢山の子たちを動員できたのは、そのコミュニティで暮らす「町内会」の人たちが好意をもって取り組みに協力してくれたおかげです。子どもを叱ったりとか。また、ここ数カ月のイナの努力が形になってみた気がしました。

それから、ひとりで小さく嬉しかったのは終わりにロマの子へ映画の感想を聞いたら、次はナルトとドラゴンボールZが観たいってぼそっと言ってました。こんな遠いところのロマの子の心さえ日本アニメはがっちり掴んでるっ。

写真は熱気むんむんの子どもたちと自宅から持ってきた古シーツでスクリーンを仕立てるイナ。

コメント

  1. お疲れ様です!
    夏時間も終わり、日が短く淋しい季節が到来してきたことと思います。
    また、雨もうっとうしいですよね。

    子どもたちの2枚の写真すごく素敵です!!

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